片付けられない状態を解消させるための最初の一歩

片付けには必要な順番(Step)がある

物事には順番がありますよね。

山登りしたことない方がいきなり富士山を登ろうとすれば思わぬ事故に遭ってしまうこともあるように、整理収納術を取り入れた理想のインテリア空間を実現しようと思えば、Stepを踏むことが大事です。


よく誤解されますが、『片付け』と『整理収納』は異なるものです。

『片付け』は毎日するもので、毎日使ったモノを元の場所に戻す行為を言います。


一方『整理収納』は毎日するものではありません。『整理収納』は『仕組み』です。

一旦整えて仕組み化するば、あとは片付けをすれば良いということになります。


つまり、『整理収納』を構築せずに『片付け』しようとするから毎日面倒だったり、大変だったりするわけです(ؓؒؒؑؑؖؔؓؒؐؐ⁼̴̀ωؘؙؖؕؔؓؒؑؐؕ⁼̴̀ )



片付けられないのはStepを踏まないから

仕組み化してないと片付けは大変です。ほとんどの方は忙しいので、片付けが仕切れず溜まっていってしまい、どんどん乱雑な部屋になって…(꒦ິ⌑꒦ີ)


忙しいからこそ、毎日の片付けで元の状態にリセットできるように『整理収納』を構築することが大事ですが、『整理収納』を構築するのにも正しいStepがあります。



最初のStepはどうしたいか考えるコト

正しいStepを知ることは、理想の空間づくりをする上で最も基本的で簡単な方法を知ることです。


Step① どんな空間にしたいのか

例えば下の写真のような空間なら、一般的にかなりモノを減らす必要があります。

House:http://www.houseandgarden.co.uk/


しかし、インテリアにも色々な種類があり、下記のような部屋が理想ならもう少しモノが多くてもできるでしょう。

理想とするインテリアを考えてご自身のモノの量を考えましょう。

現状と理想を知ることでギャップがわかりますので、それに応じてモノを減らす量を把握します。



Step② モノを全て出して、分類する

次にするべきことは、整理収納しようとする範囲にあるモノを全て床に広げることです。

コツは全て広げることです。

広げきれない場合は複数回に分けて、とにかく広げることが大事です。


その上で分類します。


分類する際のコツは2つあります。

1つ目は、できれば不燃物のゴミを出す日の前日で翌日粗大ゴミの回収ができる曜日に実施すること。

2つ目は、4つの分類に分けること。

この分類はちょっとしたスキルが必要になるので、ここではお伝えしきれませんが、捨てることに対して抵抗がある方は、以下を参考にしてください。


4つに分類する例

①元あった場所でよく(1週間に1度以上)使うモノ

②よく使うが、ここでは使わないモノ

③あまり使わないが捨てられないモノ

④必要がなく、誰かに譲るか、あるいは捨てるモノ


この例の場合は元の場所に戻すのは①だけとなります。

②は使う場所に持っていきます。

③は”保存”して捨てるか、あるいは限られた場所を作って飾ります。

④欲しそうな方にすぐに連絡し、不要なら捨てる


価値観によりますが、③を捨てられない方もたくさんいらっしゃいます。

”思い出”の品を無理して捨てる必要はありません。

ただ、モノはあくまでモノで、”思い出”を思い出させる、ただのモノです。

なんか早口言葉みたいですが…

多くのモノは写真(画像)にして保管し、実物は捨てるようにしましょう。

写真(画像)にすれば”思い出”を捨てることにならないし、かさばりません。


また、どうしても悩む(捨てられない)モノは1ヶ月ルールの元一時保管としましょう。

ダンボールに1ヶ月後の日付を大きく記入して、それまでダンボールの中でひっそりとしていてもらいます。

1ヶ月後に必要だったか振り返っていただき、捨てるのです。


Step③ 分類し小分けにして元に戻す

モノの取捨選択が終わったら、使う場所毎に分類して小分けにしておきます。

例えば、『裁縫セット』『ネイル用品』『お菓子』『電化製品の取扱説明書』などのように分けます。

それらを100円ショップなどで購入してきた小分けBOXにしまってインデックス(ラベルを貼るか直接記入する)した上で戻します。

この際、できるだけ無駄なく小分けBOXを入れられるように収納家具などのサイズを測ってから購入しに行くといいでしょう。

ネットで探すのも良いですね。



ざっくりとですが、整理収納のStepは以上となります。

これがご自身で出来る方は他の場所も同じように実行していけば良いわけです。


ただ、いくら家族といえど、自分以外のモノはStep②の作業は本人にしてもらうようにしましょう。

そうしないと反発して結果として維持できない整理収納になってしまいます。

大事なのは合意の上ですることによって片付けを”楽”にし、維持しやすくすることです。



『片付けられない』の何があなたのストレスになっているのか

一連のStepでは、どうしても『手放す・捨てる』という行為が発生します。

『手放す・捨てる』ことが大きなストレスとなる方もいらっしゃいますが、その時に思い出して欲しいのが、なぜ整理収納に取り組もうと思ったかです。


いわば断捨離するのは、理想の空間をつくるためだったり、いちいちモノを探すのイライラから解消されるためだったはずです。

人はモノに囲まれてるだけでは幸せになれませんし、理想の日々を過ごすことはできません。


モノを少なくすることで理想に近づけるという前提を考えましょう。

整理収納をデザインするインテリアオーガナイズ

私たちインテリアオーガナイズのメンバーは、整理収納のプロフェッショナル集団として、個人のクライアント様にはスタイリッシュなインテリアの実現やシンプルな住空間の実現をご提案します。 また、法人のクライアント様には、メンバーの多様な専門分野を活かしたセミナーやイベントの企画提案から実施までご提案します。

0コメント

  • 1000 / 1000